吉田篤司さんの「首からユルめる!」を読みました。素晴らしい本に出会えて感謝しています。
概要は?
アレキサンダーテクニック クラニオセイクラルセラピー【首からユルめる! 】〜体の“諸悪の根源”を改善させる究極のセルフ・トリートメント〜
吉田篤司 (著)
単行本: 240ページ
出版社: BABジャパン (2017/3/31)
言語: 日本語
発売日: 2017/3/31
梱包サイズ: 19 x 13 x 1.2 cm
目次は?
第1章 首からユルめるアレキサンダーテクニック
第2章 学校で教えない体の使い方
第3章 実践裏ワザの学び方 基盤作り編
第4章 実践裏ワザの学び方 操作編
第5章 頭蓋仙骨体操
第6章 上級テクニカルアレキサンダー―CR‐ブースト
学んだこと
「頭蓋骨をユルめる!」よりとてもわかりやすく、素晴らしい本でした。
筆者はものすごく勉強されて、それをしっかりと伝えてくれていると思います。
イラストも変にこってなく、簡単な感じでとても良い。
私もヨガをずっとやっているので、言いたいことが理解しやすかったです。
座談会

首から緩める手技って世の中にたくさんあって、自分もそれなりに勉強し、現場でも使っています。
このテクニックについて全く知識が無い自分にとってこの本は魅力的に思われました。正直、とても良い本だと思います。
だけど、自分を含めてこのテクニックについて全く知識が無い者にとっては難しすぎる、と言うか「出来ない」と思います。
そこを裏ワザ的なアプローチで出来るようになるように、とても素晴らしい説明で導いてくれているのはわかるのですが、やはり本だけでは難しいです。
テクニック系の本としては、技術の出し惜しみもなく説明も丁寧で、コラムも面白いのですが最終的には技術者の「感覚」によるものになるので直接うけてみないとわからない点もあります。

長年、アレクサンダーテクニークを学んでいますが、本書に書かれている「膜の流動性」という表現がとてもしっくりきました。学び方もワンパターンではなくて、クラニオセイクラルなど様々な角度から分析していて知識の宝庫といった感じです。また「バケツの取っ手」「八方除け」「裏鬼門のボトムジョイント」などの著者独特の表現が面白いです。情報量が桁違いに多いので、最初は何からやればいいのか戸惑いましたが、1日ひとつずつやっています。

こちらの著書は出し惜しみなく分かりやすく解説してくださってるな、というのが第一印象です。
例えば【○○だけすれば○○は治る!】などというキャッチーなタイトルで絶え間なくさまざまな健康法が本として出版されますが、
なぜそうなるのか?と具体的なエクササイズを惜しみ無く解説してくれているのが著者の本です。
理屈を理解したい人には最適であり、逆に単純に簡単に効果だけを感じたい方には難しいかもしれません。
難しいというか、決して難しく書いておられないのですがそこまで求めてない…とこまで解説してくださっている、という意味です。
私のように身体マニアにはまさにたまらない本です。
理屈を知っているか知らないかだけでも違いますし、エクササイズはなんとなくやるだけでも効果を体感します。
まとめ
これはずっととっておいて、何度も見て自分のものにしたくなる本でした。
この本に出会えたことをとても感謝します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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